なめたらアカン!!美容師が1番最初に覚える技術『シャンプー』
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シャンプーの手順をもう一度見直ししています。
朝からウィッグ(人型の頭だけの人形)を使用して決められた手順や注意点などをシャンプー指名が一番多い吉岡からスタッフ皆に伝えてもらいます。
シャンプーってお客様がお店に入ってきてほぼ一番にされる施術なんですよね。
そして美容師がお店に働き出して一番始めに覚える技術もシャンプーです。
今の時期くらいだとシャンプーのテストに合格したアシスタントの子達がお客様のシャンプーをたくさんしてる頃くらいだと思います。
お客様に入れるようになるまでは先輩スタッフの頭やモデル、友達を呼んで練習してテストに何度か落ちながらもようやく合格してお客様の頭を洗えるようになるんです。
なのでシャンプー入り始めの頃って気持ち良いシャンプーするぞ!って意気込んでます。
ようやくテストに合格してお客様に入れるようになった最初の技術なので嬉しさや緊張感などいろんな事を思いながら自分もシャンプーしてたものです。
そしてお客様から気持ち良かった〜って言ってもらえるシャンプーができると心の中で「ヨッシャ!!」とガッツポーズをしつつ、またさらに気持ち良くシャンプーができるように考えながら自分なりに手順や力加減などを変えていく…。
そうしてシャンプーの技が熟練していきレベルがあがってくるとお客様によって気持ちの良い力加減までわかってくるようになっていきます。
今ではシャンプーに入る機会は少なくなった自分ですが入るたびにここはもう少しこうした方が気持ち良かったかな?時間が長引きすぎて首が痛くなってないか?次はここの力加減やリズム変えてみようか、などでどんどん改善しようとしています。
更に気持ちのいいシャンプーを…
シャンプーって一番最初に覚える技術だけど、覚えたらそこで終わりではなくてどんどん改善できる技術でもあると思うんです。
お客様が気持ち良かったって言ってくれたらどこがどう気持ち良かったのかを考えてみる。そしたらそれを別のお客様の頭でもしてみる。そうした繰り返しでどんどん気持ちのいいシャンプーになっていく…。
シャンプーの上手な人ってみんなそうなんじゃないかな?
先ほどの吉岡にしてもそうなんですが彼がシャンプーやヘッドスパ指名をしてくれる方が多いのはその点を人よりしっかりと意識してきた結果なんだと思います。
お客様の気持ち良さを追求してその方の状態にあったシャンプーを提供できる、どれだけお客様の髪を大切に扱うのか…。
なのでよく言われるのはシャンプーが上手なアシスタントはスタイリストになってからも上手で人気がでる!これはホントそうだなと思います。シャンプーの時にお客様の事をしっかり考えれている子はスタイリストになってからもやはりお客様の事を大事にします。
そういった気持ちがお客様にも伝わって指名になり人気がでていくんだと思います。
アシスタントの期間はお店にもよりますが3年前後くらいでしょうか。スタイリストになってからもお客様が一定数以上つくまでの期間はずっと自分でシャンプーしていってる訳ですがそこで問題になってくる事がある場合も…。
特にアシスタント歴が長いと余計におこりやすい事があります。
それは…
シャンプーする事へのマンネリ…。
ずっとシャンプーしているとそれが「作業」にかわってしまう人も中にはいます。
自分もアシスタント時には経験があるんですが、ずーっとシャンプーをやってるとシャンプーはみんな同じ単純作業で飽きてきてしまう…。
そうなってくるとその人に合わせたシャンプーどころか全部同じリズム、力加減、何も考えていないただの作業になってしまうんです…。
シャンプーも美容師という職人の立派な一つの技術で職人技なんですよね。その事に自分が気付いたのは自分がスタイリストになってからでした。
アシスタントとして大体なんでもできるようになった当時の僕はスタイリストのお客様は自分にはあまり関係ない。という意識で働いていました。愚か者です…。
でもスタイリストになって自分がお客様に入りだしてから気づいたんです。
スタイリストがアシスタントの子にどういう思いでお客様を任せているのか?
自分を頼ってきていただいてるお客様を綺麗にしたい、癒されて帰っていただきたい、静かに過ごしたい方、よく喋りたい方、…けど自分からは喋れない方などなどいろんな方がいらっしゃいます。
その方達をより綺麗に可愛くしたい!美容室の中での時間を気持ち良く過ごしてほしいという気持ちは担当のスタイリストが一番持っていると思います。
そういう思いでお客様に接していると自分の手を離れたところで手伝ってくれるアシスタントにも同じ思いでお客様に接してほしくなる。しかしそのアシスタントが当時の僕のような自分には関係ねぇっす。みたいなアシスタントだったら残念すぎます。
スタイリストになってすぐそこに気づいて、それからは自分が入らせていただく一回一回のシャンプーの技術をもっと気持ちを込めてしなければいけないと思いました。誰のお客様でも関係ないんですよね。自分が何か少しでも入らせていただいた以上、自分のもつ最高の技術を提供しなければいけないんだと。
シャンプーに飽きてきている?お客様にはそんな事関係ないんです。
お客様は美容室に綺麗になりにきています。担当含めて自分の頭を綺麗にしてくれるスタッフ皆の技術にお金をお支払いいただいているんです。
それはカットやカラーはもちろんシャンプーという技術にもです。お金をお支払いいただく以上しっかりとプロ意識を持って「仕事」をしなければならないという事ですよね。
愚か者だった僕よ、さようなら…。
そしてそしてそんな気持ちで仕事してると…
不思議だけど、気持ちって伝わるんですよ?
そう、気持ちがお客様に伝わってしまうんです。
お客様を大切にする気持ちももちろん伝わりますがその逆もまた…。
なので気持ちの入ってないシャンプーはお客様には伝わります。そうなるとこの人のシャンプーはなんか雑だとかなんか気持ち悪いとかってなって最悪別の人にシャンプーしてほしいってなります。シャンプー指名ではなくシャンプーNGです。
シャンプー時は喋っていても、静かにしていてもお客様はなにげにシャンプーがどんな感じなのか頭で感じています。
なので気持ちを込めて一つ一つの手順をしっかりとこなしていかないとお客様にとって気持ちのいいシャンプーはできません。
美容師側はお客様に合わせて接客しながらも手元は最高の技術を提供できるように日々鍛錬あるのみです。
喋ると時間がかかったり、手元の技術がおろそかになったりしてしまうのはよく聞く事ですが、美容室でのメインは髪を綺麗にする事。これに尽きると思っています。
シャンプーは美容師を続けていく限り…
シャンプーって一番最初に覚えてずっと長く、美容師を続けていく限り続けていく技術です。売れてる人は別として…
その技術だからこそマンネリになってしまうんではなくとことん追求してみてはいかがでしょうか?
そう思いながらシャンプーするといくらでも改善点は見つかるはず。
指名の多い人のシャンプーはなにが違うのかを聞いてみたり、見てみたりするのもいいですよね。その人なりのこだわりが絶対ありますからまずはその部分を真似してみたらいいと思います。
貴方はお客様にとって最高のシャンプーができてますか??
今の時期の1年目のアシスタント〜3年目のなんでもできるアシスタントさんはもう一度じっくり考えてみてもいい時期かもですね(^ ^)
どんな技術もよりよい技術を提供できるように磨いていきたいものです。
気持ち良さそうな顔してますね。
全然関係ないですがシャンプー中には目を閉じていて欲しい派です。
ではまた…!
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松下 祐貴
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